コンディショニング研究会

カラダのコンディショニングとは?
知っているようで奥深い”コンディショニング”について
分かりやすく解説します。

私のコンディショニング論
自分の日々を記録することがコンディショニングのカギ

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  • コンディショニング研究会
  • アンバサダー 川田 浩志先生
  • 東海大学医学部内科教授
  • 血液腫瘍内科 医学博士
東海大学医学部卒業。同大学院修了。最先端の血液内科診療に従事しつつ、アンチエインジング医学の普及にも力を入れている。自らがアンチエインジング実践派で「人生を楽しみ、健康的に生きる」ことが信条。著書に『医学データが教える 人生を楽しんでいる人は歳をとらない』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『長生きの統計学』(文響社)など。

私のコンディショニング論

自分の日々を記録することがコンディショニングのカギ

今、自分の体は健康か、心は穏やかか......。自分を見つめ、把握し、より良い状態にもっていくことで"防衛体力"を高める「コンディショニング」の第一歩は、自分を"ログる"こと、つまり日々の記録をとることにあると考えます。何をログるか、どこにログるか、それは人それぞれでいいと思います。

例えば私のログ「川田ログ」は、その日の出来事にはじまり、睡眠の様子、体調や気分、運動内容など、表計算ソフトのエクセルを使って記入しています。横軸にずらずらと並べた項目名の下に記録していくのです。体調や気分などは5段階評価で。小数点1ケタまでつけます。点数だけ書く日もあれば、詳細な状態について書いておくこともあります。

自分だけの非公開なものですから書き方は自由です。人と比べるための記録ではないので評価軸は自分で決めた主観的なものでOK。5段階評価で4以上なら赤、3未満は青など色をつけて、良し悪しがひと目でわかるようにしています。運動時間がトータル50分を超えていれば赤で太字にして目立たせるといった工夫も。

ある日の「川田ログ」 interview-02_02.png interview-03_03.png

■いい記録が続くとモチベーションが高まる

何日も赤が続いたり、太字が続いたりすると達成感がありますね。コンディションが整っている、整っているからもっと頑張れるという相乗効果でモチベーションが高まります。また、「今日は集中力がないな」と感じる日は睡眠不足で疲れ気味な日が続いたあとだとか、だいたいわかってきますよ。

川田ログはかれこれ8年ほど続けていますが、記録する項目を変えたり、増やしたり減らしたしてきました。私の場合は運動関係の項目が多くなっていますが、食事のことを記録してもいいと思います。野菜は食べたか魚はどうか、とか。項目数は少なくてもいいんです。問題意識を感じていて、続けられそうな項目の記録から始めてみましょう。一方、たとえば5段階評価で毎日同じような良い数字が並ぶ項目は、「これはクリアできた(毎日ちゃんとできている)」ということで、記録する項目から外すという判断もありです。新たに記録すべき項目を思いつくこともあるでしょう。

「出来事」は何か特別なことがあったとき、「気づき」は思いついたときに書いています。「気づき」には、「酒量を控えめにしたら深く眠れた」とか、コンディションの因果関係にかかわることも書きます。書くことで、文字通り気づきにつながるわけです。前に書いたことがある内容でも、あらためてそう感じたら書くようにしています。

「その日にあった良かった出来事」は、ぜひみなさんに記録してほしい項目です。
これについては次回、【後編】で詳しく紹介します。

コンディショニングのためのログのコツ

  • 自分を把握するために必要な項目は、人それぞれと心得る。
  • 体調や気分は数字で自己評価。たとえば5段階で。
  • 日々の記録を振り返り、モチベーションを高めよう。
  • 毎日すべての項目を埋める必要はない。
  • しばらくしたら項目の取捨選択もあり。
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次回12/4更新予定 10分の階段昇降でやる気モードのスイッチオン!
「コーヒーで気分転換」よりも効果的